定期的に読んだ本と感想を書いていきます(*゚∀゚)っ
第四十五弾
最高の戦略教科書 孫子
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タイトル : 最高の戦略教科書 孫子
ジャンル : ビジネス
評価 : ★★★★☆
対象 : ビジネス戦略を学ぶ
著者 : 守屋 淳 著
感想 :
中国古典を研究されている著者が書いた本で、コンサルタントも
しているみたいです。
孫子を研究して解釈した内容を箇条書きのような形でこの本に
まとめてくれています。
戦略の基本とも呼べる内容ではありますが、基本を学ぶ上では
非常に役に立つ教えが盛り込まれています。
で、内容ですが、孫子は基本的に「正々堂々と勝負して勝ちま
しょう!」という戦略書ではありません。
「いかにして戦わずにすませるか」
「いかにして相手の裏をかくか」
「いかにして確実に勝てるための戦力差を生み出すか」
「出来るだけ、こちらを疲労させない、戦力を温存する」
など、舞台と場所が決まっておりそこにどれだけ準備するか、
ではなく、どのように一つの国家を運営するか、トータル
マネージの方法であることが分かります。
当時は戦争中で1vs1の状況ではなく、いろいろな国家が
入り乱れて、一つ勝てば横から別の部隊に勝ちをさらわれる
みたいな「寝込みを襲われる」みたいな状況が往々にして
あった背景からだと思います。
だから、
「負けそうな戦いは絶対にしない」
「戦わないで済むならそうする。」
「敵を分けて必ず勝てる状況を作り出す」
「詭道(だまし討ち)で相手に勝つ」
など、存続させるための知恵が詰まっています。
あとは、戦争の要素
【要素】
道・・・目的
天・・・タイミング
地・・・ポジショニング
将・・・リーダーシップ
法・・・管理運用方法
や、将(リーダー)の必要条件
【条件】
智(知謀)・・・先を見通し謀略を駆使する
信(信義)・・・部下からの信服
仁(仁慈)・・・部下への思いやり
勇(勇気)・・・実行力
厳(威厳)・・・部下から恐れられること
や、これが度を過ぎるとだめなことなど、上にも書きましたが、
勝ち方にこだわらず、全体のマネジメントにまで言及した書物です。
ここでは書ききれませんが、リーダーとしての心構えや部隊の運用、
どうやったらいいかなど、トータルの内容が分かります。
おすすめです。
ぜひ読んでみてください!!
では!!