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ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式 (山口 周 著)

定期的に読んだ本と感想を書いていきます(*゚∀゚)っ

第百七十八弾

ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式 (山口 周 著)

タイトル  : ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式
ジャンル : ビジネス書
評価    : ★★☆☆☆
著者    : 山口 周 著
感想    :

本書のタイトルはニュータイプとありますが、内容に目新しさは
ありませんでした。

紹介されている思考や行動様式は、過去に出版されている本と
あまり変わらないです。

特に、『ビジョナリーカンパニー』や『ブラックスワン』を読まれた方
は重複の内容が多いと感じるはずです。
(本書でも、よく引用されています。)

いくつか抜粋すると、

●今後、世の中の動きはもっと読みにくくなり、専門家の予測は
 当てにならない。自身の直感を信じ、色々試して、当たった内容
 を残す。

 ⇒おっしゃられるとおりだと思います。
   人の予測を当てにするより、「自分がこうだ」と思ったことを
   やる方が、結果的に失敗でも経験が残ります。

●「未来がどうなるのか?」ではなく「未来をどうしたいか?」を
 考えるのがニュータイプ

 ⇒おっしゃられるとおりだと思います。

●会社のビジョンに求められる最も重要な要件、それは「共感
 できる」と言うこと

 ⇒おっしゃられるとおり、ビジョンが形骸化しては意味が
  なくなります。

分かりやすくまとめられていますし、ロジックも分かるのですが、
「で???」って、ハテナが残りました。

要は、説明されている原理・原則は分かるのですが、著者が
そのような考えのもと、それを『どう解釈して』『どういう行動を
取って』『結果どうだったのか?』が、分からなかったからです。

実践&結果の書というより、教科書に近い感じでした。
客観的ではあるものの、どこか他人事って感じがします。

なので、本書の実例も『著者が独自に調査した』と言うよりも、
『自分の主張ために、あり合わせの情報を拾ってきた』
イメージが強いです。

とはいえ、内容は悪くないので、興味のある方は一度読んで
みても良いかもしれません。

この記事の監修者・執筆者

森口雄一朗と申します。1984年(昭和59年)生まれ。2022年3月15日に結婚、2児のパパ。趣味や日常をつぶやきます。