定期的に読んだ本と感想を書いていきます(*゚∀゚)っ
第四十二弾
まんがで身につく孫子の兵法
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タイトル : まんがで身につく孫子の兵法
ジャンル : ビジネス
評価 : ★★★★☆
対象 : ビジネス戦略を学ぶ
著者 : 長尾 一洋 著、久米 礼華 画
感想 :
孫子の兵法を研究し、コンサルティング会社を運営している著者が
まんが家と一緒にまとめた本ですね。
ビジネス戦略を立てる上で必要な事を抜き出してまとめてくれて
いて、初心者の僕にもかなりわかりやすかったです。
また、その教えが中小企業であればどのように使っていけばいい
のか、営業の具体例を用いているのもわかりやすいポイントで
した。
で、内容ですが、「いかにして戦いに勝つか?」だけにとどまった
兵法書でないことがよくわかります。
「いかにして自分の国を生き残らせるか」「いかにして自分の国を
発展させていくか」を軸に置いた兵法書のように思います。
当然と言えば当然ですが、当時の時代背景を考えると、戦ってしま
うと、必ずお互いに損害が出るので、「いかにして戦う前に相手の
意図を読んで無効化できるか?」が大事と言う事かと思います。
実際の教えとしては、
ーーーーーーー
「百戦百勝は善の善なるものにあらざるなり。戦わずして人の兵を
屈するは、善の善なるものなり。」
(戦って勝つのは最善の策ではない、戦わずに敵を屈服させるのが
最善の策。)
ーーーーーーー
「上兵ははかりごとを打つ。その次は交わりを打つ。その次は兵を
打つ。その下は城を攻む。」
(最善の策は敵の意図を無効化する。その次は敵の友好関係を
断ち切る。その次は戦うが、一番やってはいけないのは敵の
城を攻める事。)
ーーーーーーー
など、戦って勝つ方法ではなく、生き残りをかけた戦いの中での知恵
が詰まっています。
それだけでは使えないので、現在においてどのようにそれらを使うか、
まんがで説明してくれています。
すべてはこの通りに行かなくても、使える戦略は多いのではないで
しょうか。
特に、「相手の得意なフィールドでは戦わない」、「自分の得意な
フィールドで戦う(もしくはそれを作る)」は意識して仕事したいな
と思います。
非常にわかりやすく、孫子のとっかかりとしてはいい本だと思います。
ぜひ読んでみてください!!
では!!