定期的に読んだ本と感想を書いていきます(*゚∀゚)っ
第百八十七弾
 (ナシーム・ニコラス・タレブ-著).jpg)
タイトル : 反脆弱性(下)
評価 : ★★★★★
著者 : ナシーム・ニコラス・タレブ 著
感想 :
反脆弱性(上)の続きです。
不確実な時代を生き抜くための考え方、意思決定、戦略についての
本ですね。
上巻に引き続き、とても勉強になる考え方でした。
かんたんに言うと、反脆弱性とは変動によって強くなる(もしくは、
得をする)という性質ですね。
変動に弱い、脆弱なものとは逆の性質を持っています。
そういう反脆弱的なものになること、脆弱な選択をしないことが
不確実な世の中を生き抜く戦略かなと思います。
また、物事のリスクとリターンは非対称なものであり、目の前の小さな
損失は被ったとしても、リターンが大きくなる戦略をとるべきだと思いました。
逆に、突然の変化に弱い、脆弱になる選択をしないことも必要だと思います。
変動に強い選択をしていきたいと思いました。
また、正しいか正しくないかではなく、勝ちか負けかで物事を判断するクセを
付けたいと思います。
【脆弱性と反脆弱性を見極める質問】
・議論で勝ちたいのか?金を儲けたいのか?
・1回の変動によって大損をするのか?1回の変動によって莫大な利益を得るのか?
・ランダム性を嫌う性質があるか?ランダム性を好む性質があるか?
・巨大で最適化され、科学に頼りすぎていないか? 等
かなりおすすめな本でした!