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ファスト&スロー(上)(ダニエル・カーネマン)

定期的に読んだ本と感想を書いていきます(*゚∀゚)っ

第四十九弾

ファスト&スロー(上)

ファスト&スロー(上)(ダニエル・カーネマン)

タイトル  : ファスト&スロー(上)
ジャンル : ビジネス
評価    : ★★★★★
対象    : 心理学
著者    : ダニエル・カーネマン 著
感想    :

心理学・行動経済学を研究している著者が書いた本ですね、過去に
東大で販売された月間書籍のうち、1位を取ったこともある本のようです。

人間が目の前で起こった事象からどのような思考回路で判断を下すか、
思考のプロセスを数々の研究とともに紹介されています。

正直、かなり勉強になります。
本書のサブタイトル通り、人間が行う意思決定のプロセスが分かります。

頭の意思決定のパターンは

①自動で素早くこなすパターン(本書ではシステム1)
②じっくり考えて決定するパターン(本書ではシステム2)

の2種類のパターンで構成されていることから始まります。

基本的に①で自動的に意思決定(判断)されていて、①では素早くこたえを
出せないときや①の判断が疑われる場合は②のシステムが働きだす
と言うのが人間の意思決定の基本原理であると言われています。

例えば、

1.5×4の答えは?
  ・・・このような簡単な事象や計算であれば、システム1が自動的に計算する。

2.72×58の答えは?
  ・・・このような考えないといけない事象や計算であれば、システム1では答え
    を出せないので、システム2が動き始める。

が基本原則で、それぞれのプロセスの特徴を書いてくれています。

また、システム1は勝手に動いて、つじつまの合うストーリーをある情報から
組み立てたり、起こった事象から原因を探りに行く機能もあるようです。
(だから、逆にストーリー自体をでっち上げたり、ないはずの理由にもっとも
 らしい理由をつけたがるので、注意が必要。)

相手の承認をどのように引き出すか、においても勉強になりますし、
逆に自分が自動で承認(勝手なストーリーだてや、理由の詮索)してしまう
システムがあるんだと、知っておくだけでも周りの影響力に流されないように
できる。(また使える)ようになるのではと思います。

影響力を与える(また、影響力を理解する)上ではかなり勉強になる一冊
と思います。

ぜひ一度読んでみてください!

では!!

この記事の監修者・執筆者

森口雄一朗と申します。1984年(昭和59年)生まれ。2022年3月15日に結婚、2児のパパ。趣味や日常をつぶやきます。