定期的に読んだ本と感想を書いていきます(*゚∀゚)っ
第百五十七弾
サイゼリヤ-おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ
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タイトル : サイゼリヤ
ジャンル : ビジネス書
評価 : ★★★★☆
著者 : 正垣 泰彦 著
感想 :
サイゼリヤをを立ち上げた著者による、経営理念・哲学また、具体的な
飲食業における自身の考えをこの1冊でまとめてくれています。
勉強になる部分も多く、面白く読めました。
飲食業の経営における考えですが、自分の仕事や事業にも応用できる
アイデアがたくさんあります。
特に勉強になった部分を3つ、以下にメモしておきます。
●物事の判断と考え方
何らかの事象が起きたときは、「なぜそんなことが起こっているのか?」
と考えるだけでなく、「なぜ自分はそう思うのか?」と何回も自問する。
そうすることで、
「売れないのは立地が悪い」
→「自分は売り上げ不振を立地のせいにしていないか?」
→「悪立地でも繁盛している同規模の店を調べてみよう」
という行動につながり、正しい経営判断を導けるようになる。
⇒これはあるある過ぎて怖いです。
私は目の前の事象に対して、自分に都合のいい判断を勝手にする
癖があります。「なぜそう思ったんだろう?」と自問し続けて、間違った
判断や、環境のせいにしないようにします。
また、感情が動いたときにも、「なぜ自分はそう思ったんだろう?」と、
一歩引いた目で、自分を見たいと思います。
●自分の成果物とお客さんの関係
お客様がその店の料理を見て「おいしい」と感じるかどうかは、
料理の品質と用途が合っているかどうかで決まる。
つまり、味がいい=「おいしい」ではない。
自分の料理に自信があるのに客が少ないのは店で提供する料理と
お客さんの用途がズレている。
⇒これは良く感じます。自分の中では質の高い成果物を提供している
つもりでも、お客さんの反応がイマイチなときがあります。
(そして、自分では気づかない。。。)
自分の成果物は「本当にお客さんが求めていることと合致している
のか?」何回も問いかけて、答えを探りたいと思います。
●試行錯誤について
あらゆる「実験」は、「何のためにそうするのか?」、「なぜそれをすべき
と思ったのか?」という、前提条件を自分で文章にまとめて、ポイントを
整理しながら進めていく。
⇒試行錯誤は自分の意志をもって進めていますが、考えや条件を
まとめるところまではしていませんでした。
一度落ち着いて、まずは考えや条件をまとめて進めてみたいと思い
ました。
飲食業の経営に限らず、勉強になる1冊ですし、読みやすいです。
ぜひ一度読んでみてください!
では。