定期的に読んだ本と感想を書いていきます(*゚∀゚)っ
第二十弾
発想フロー
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タイトル : 発想フロー -ワークデザインの手順-
ジャンル : ビジネス
評価 : ★★★★★
対象 : 発想のやり方、考え方
著者 : 高橋宣行 氏
感想 :
もともとコピーライター、現フリープランナーの高橋氏の発想のやり方と
具体的な方法をこの本で書いてくれています。
第十八弾の発送ノートが面白かったので、続けて買って読みました!
コピーライターの著者が書いている本なので、当然コピーライトの仕事を
している方には参考になる一冊だと思います。
ただ、アイデア出しはどの仕事でも必要になる作業だと思いますので、
コピーライトや広告宣伝に限らず、汎用性の高く、頭を使う仕事に就かれて
いる方はどの方でも使えますね。
まず、一番の根っこは、
いいアイデアが出るまで考え続ける。
アイデアを何十、何百と出し続ける。
と、考え続けることです。
本書のおわりにも書かれていますが、ひたすら考え続けるのでひらめく
という事。
そのうえで、発想するためにはどういった手順を取ればいいか、これが
フロー形式で書いてくれています。
簡単なフローを言うと、
①知る(情報力) ・・・ 相手を知る、アイデアの素探し
②想う(想像力) ・・・ 夢を見る、仮説を立てる
③創る(創造力) ・・・ 独自性のあるアウトプット
④動く(関係力) ・・・ 持続する絆づくり
となっています。
分析力、深い考察、広い考察、遠くまで見通す力、組み合わせの力など、
発想はその人の総合力が問われます。
まず押さえておきたいのは、発想は何もないところから突然出てくるもの
ではないという事。
いろいろなことを調査し、知ったうえで、それを組み合わせて出てきたものが
新たな発想になります。
そこに新たな価値が出てきて、その出てきた価値が、受け手の期待を
超えられるか?これが、大きなポイントです。
そのうえで、
①知る
その商品だけでなく、その商品を取り巻く、地域、環境、社会を調べる。
相手だけでなく、その取り巻く環境を考えていく。
※鳥の目で調べる。
②想像
知った情報から組み合わせて、相手に感動を与えられるコンセプトを
考えていく。
③創造
知った、想像した事から、言葉でアウトプットしていく。
④動く
相手と関係性をもってそれを持続していく。
このように発想していきます。
その方法として「ウォッチング」が効果があると言っています。
実際の現場に行ってお客さんを見る。
悩みを想像する、現場の状況を知る。
これで、見えてくるようです。
当然、1つや2つではなく、何十、何百とアイデアは必要になると思いますが。
これは僕もそう思います。
なかなか、机の前で座っていてもアイデアは出ません(出ることは出ますが、
同じようなアイデアになってしまう。)ので、新たな情報を取り入れてアイデア
を出していくことが重要ではないでしょうか。
分かりやすく書かれており、非常に勉強になる一冊かと思います。
ぜひ読んでみてください!
では!!